先日「冬のお勧めメニュー」という手書きのメニューを書きまして、
普段のメニューに挟み込んでお客様にお渡ししておりまして……
実はその中に、ヒッソリ新メニューがあるんです……。
シナモンティーです!!
シナモンの香りいっぱい。シナモン好きには堪らない一品~~。
……は?
写真で見た感じ、普通の紅茶と変わらない……??
……まぁ、そうなんですけれど……でも、香りが……。
シナモンティーは、静岡産の日本茶の紅茶を使用して、シナモンをブレンドした
ものです。
日本茶の紅茶というのは、密かに「ちゃらぽこ」の一押しメニューなのです。
普段「紅茶♪」と言って出てくる紅茶は、スリランカとかインドとかインドネシアで
作られる紅茶なのです。ダージリンもアールグレイもアッサムもニルギリも。
「ちゃらぽこ」で通常「紅茶」と言って出しているのは「ディンブラ」ですが、
これは主にスリランカで特産の紅茶です。
ときに、緑茶と紅茶(またはウーロン茶とか)の違いって、ご存知ですか??
実は、もともとの葉っぱはみんな同じなのです。
その葉っぱの発酵度合いによって、お茶は緑だったり茶色だったり紅色だったり
するのです。摘み取った茶の葉を、発酵させずに加熱処理したものが、緑茶です。
ちょっと発酵させたのがウーロン茶。さらに発酵を進めたものが紅茶なのです。
モチロン、産地や種類によって味や香りは違いますが、お茶っ葉であれば、
そもそもどれでも緑茶にでもウーロン茶にでも紅茶にでもなれるんです。
なのですから、緑茶が主流の日本のお茶でも、発酵させれば紅茶ができます。
そうして作られたのが、日本茶の紅茶です。
九州や静岡などでは、緑茶ほどの生産量ではありませんが、ちょこちょこ作られています。
特徴は何といっても、まろやかで優しい味わい。
紅茶の産地のインドやスリランカでは、茶葉の栽培は高地で行われています。
朝晩の寒暖の差が激しい地域なので、お茶の葉はその温度差に耐えながら育ちます。
厳しい環境に耐えて、頑張って成長した茶葉には、独特の苦味、渋味が生まれます。
一方、比較的気候が温暖で、寒暖の差が少ない日本のお茶の産地では、茶葉はそれほど
気候によるストレスを感じることはなく、素直なイイ子に育ちます。
そこで、日本茶で作った紅茶は、ピリッとした苦味や渋味がなく、まろやかでふんわりとした
味に出来上がります。
「ちゃらぽこ」では、川根産のその名も「かわね」という紅茶をご用意しておりますが、
見るからに紅茶とはちょこっと違います。
見た目の色も紅茶よりは薄めで、香りもふわりと優しく、味わいもはかないカンジです。
砂糖やミルクは入れずに、独特の香りと味を大切にしながら飲みたい紅茶です。
紅茶のあの苦味が好きな「紅茶ファン」には、少々物足りないかもしれませんが、
一飲の価値はアリ。渋味が苦手な方には大好評です。
紅茶が飲みたいけれど、あの渋い刺激には弱いのよねぇ~という方からも、
ご好評いただいております。
産地の違いで「紅茶」にもこんな違いがあるんだ~! ということを体感されても。
ハナシの種にも。
ぜひ一度、お試しいただきたい味と香りです。
さてさて。
ちゃらぽこでは前述の「かわね」のほかに、「ジンジャー」というのもご用意しております。
淡い紅茶の香りに、しょうががブレンドされた、体の底から温まるお茶なのですが……
先日この「かわね」と「ジンジャー」が品薄になったので、追加発注をしようと思いました
ところ……
「シナモンティー」の存在に気づいたのです~~!!
お試しに買ってみようかな♪と思って、「かわね」と「ジンジャー」を発注する際に
一緒に購入してみたところ……
これは、おいしいわぁぁ~~~♪♪♪
シナモンの香りがいっぱいなのです。
あぁ、紅茶の湯気と一緒に頬っぺたにあたる、シナモンの香りが心地良いわぁ~~。
シナモンの味も、紅茶に負けてません。普通の紅茶にシナモンをブレンドしても、
「香りだけね♪」となってしまうところなのですが、日本茶の紅茶の場合は、紅茶の味と
シナモンの香りが見事に両立しているんですよねぇ~~。
ということで、晴れてメニューに加わってます~~~!!!
ジンジャーにしても、シナモンにしても、日本茶の紅茶の優しい香りと味わいは
ブレンドした香料の味と香りを打ち消すことなく、引き立ててくれています。
ぜひぜひ一度、お試しください~♪♪
あぁ、ちゃらぽこの一押しは何と言ってもやっぱりコーヒーなんですけれど……
日本茶紅茶もお勧めしたいし、迷うわぁ~。
最初はコーヒーで。2回目(またはお代わり♪)で、「かわね」か「ジンジャー」か
「シナモン」はいかがでしょうか??