夏のイベントに行ってきました!後編「歩く東海道講座・蒲原宿」   

夏のイベントの続き! 第3弾は、「歩く東海道講座・蒲原宿」です!!
こちらは、ちゃらぽこで8月前半まで月3回ほど開催していた「東海道講座」
の岡本永義氏による、“座学ではなく、実際に歩いてみる東海道講座”というもので、
今回は蒲原宿の中という短い区間を(そして普通に東海道を歩いている人はたぶん
行かないであろう、マニアックな見所を)深~くじっくり巡って歩きました。

8月の猛暑。少しでも涼しい午前中のうちに散策を……ってことで前日のビール電車を
まだ引きずっている数名を含む20名、朝も早い午前9時に、新蒲原駅に集まりました。
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半分近くはちゃらぽこ散歩会の常連さん。あとの半分くらいは静岡の方という、
静岡の散歩会ならではのメンバー構成。地元の皆さんにも楽しんでいただけるか、
ちょっとドキドキです!

え~、上の写真の左端に写っているのがガイドの岡本氏です。真中にポツンと
置かれているクーラーボックス。バーベキューセットではありません。
あまりにも暑くて熱中症の人など出たら大変!ってことで、氷と冷やした水と
参加者の皆さまの飲み物を冷やして持ち運ぶクーラーボックスを2台ご用意した
のです。(もう1台は、ぱきらが引きずっております!)

これ、実は前日の三島清流散歩でも1台持って歩いていたのですが、三島の方は
段差が多かったり後半は水上の道だったりして皆さまにご心配をおかけした(しかも
一部持っていただいた!)わりに、ほとんど水辺を歩いていたので活躍の場が
あんまりなかったのです。でも日陰のない蒲原では、飲み物を入れる用途以上に
氷や水が引っ張りダコで、「冷え冷えサービス」としてちょっと活躍しましたよ!!

さてさて。

新蒲原を出発した一行・ガイドの岡本氏とぱきらを入れて21名の大所帯は、
まずは「元禄以前の東海道」を歩き始めます。現在たくさんの人が歩く
「旧東海道」からは、少し南の道筋で、元禄年間に水害に遭って宿場を移動する前
までは東海道はこちらを通っていたそうです。そういうとこ、けっこうありますね。

いやしかし、東海道や蒲原宿を歩くグループは多いでしょうが、スタートしていきなり
こっちの道に来る集団も珍しいことでしょうね・
……あ、ここ、歩く東海道講座のウリです(^^;

さらには道を外れて、宿場の西のはずれにあるお寺に寄り道。
ここには元来、西木戸の場所にあったというお地蔵さまがいます。
これも相当なマニアック見どころ。貴重なものですから、東海道を歩かれる方には
ちょろっと寄っていただきたいところではありますが……。
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あ! メジャーな見どころだって、モチロン見るんですよ!!
五十嵐歯科とか、志田邸とか~……。

こちらは「蒲原宿といえば!?」な、広重東海道五十三次「蒲原・夜の雪」の碑。
しげしげ~!と眺めまして……
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本陣跡の建物の、塀の前。
蒲原宿は、全体的に古い町並みの風情を残しています。本陣はもちろんもう
ありませんが、黒塀は雰囲気満点ですね。
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東海道は、西の方には関をはじめ昔ながらの宿場の趣を残す町並みが
残っていますが、東の方にはあまりありません。ここ蒲原宿は、東京から京都に
向けて東海道を歩く人にとっては、最初に出会う宿場らしい宿場、といった
ところなのではないでしょうか。ここまではほとんど古い町並みは残っておらず、
車通りの多い国道をひたすら歩く部分も多かった中で、やっと
「あぁ、歴史の道を歩いているんだ」と肌で感じられる場所とでもいいますか。

派手さはありませんが、よく見れば他の土地ではすでに失われてしまっている
ものがたくさん残っている、印象に残る宿場町です。

旅籠・和泉屋も、天保年間建築の古い建物です。
こちらは和泉屋さんで見せていただいた、「古代塗」の重箱。
初めて知ったのですが、江戸時代から昭和初期にかけての蒲原の特産品なのだ
そうです。昭和の初めのころらしい古い新聞紙に包まれて出てきた美しい
塗の重箱に、感嘆の声が上がりました。
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今回の「歩く東海道講座」では、「お宝を拝見できます!」と言っていたのです
が、これがまずお宝第1弾!

そして、次のお宝が、龍雲寺にある今川氏兼の茶釜。
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今川氏兼というのは室町時代初期の武将で、ここ蒲原を所領としていて蒲原氏
と名乗っていたのだそうです。ここ龍雲寺にお墓がありますが、亡くなったのは
1398年というので、するとこの茶釜は700年以上も前のもの!?

龍雲寺のお宝は、他にもあります。
この古そうな刀と槍は、茄子屋の辻の乱闘事件のときのもの。
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茄子屋の辻というのは、蒲原宿の西木戸あたり。ここで1653年、高松藩士の
大久保甚太夫一行と薩摩藩士の乱闘があったのだそうです。大久保甚太夫は槍の
名人でしたが、この槍はその甚太夫のもの。茄子屋の辻の乱闘に使われた
ものなのだとか。この時に甚太夫が倒した薩摩藩士は70人と言います。

……この槍が……へぇぇ~!! とビックリしているのに、住職さんは
あっさりと「どうぞ、持ち上げてみていいですよ」

なんか緊張するなぁ~。と言いながら、みんなちょっとずつ持ってみたり。
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ちなみに大久保甚太夫は、薩摩藩士70人を倒した後で傷を負い休んでいた
ところを、追手に見つかり切り殺されてしまったそうです。龍雲寺の当時の
住職さんが見つけて弔ったそうで、お墓もこのお寺に残っています。

龍雲寺を出て、最後に向かったのは、木屋江戸資料館。蒲原宿の問屋、渡辺家
の蔵を公開し、所蔵の古文書を展示している私設博物館です。
天保9年(1838)に上棟したというこの土蔵は、独特の構造で安政の大地震も耐え、
蒲原宿最古の土蔵と言われています。
ここで、古い史料や古地図を見学。渡辺家の方から解説もしていただきました。
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お昼も近づき、散歩会一行は枡形の宿場入口の名残ののこる蒲原宿の東木戸へ。
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元禄以前の東海道から西木戸へ、そこから蒲原宿を江戸方面へ下る形で
ぐるっと回って東木戸に来たところで、今回の散歩会は終了となりました。

で、時刻は12時半。ほどよくお腹もすいたところで、蒲原の誇る桜えびと
うなぎ・地魚料理の名店、よし川さんでお昼ごはんです。

ぱきらは桜えびのかき揚げを卵でとじた、名物の「黄金丼」をいただきました。
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う~ん、美味しかったです~(^^)

実はぱきらも実際に東海道を歩いた際にここでお昼ごはんをいただいたのですが、
よし川さんは旧東海道蒲原宿の一本南の通りにあります。東海道を歩いていると
大きな看板が見えます。由比まで行くと料理屋さんもたくさんありますが、蒲原
ではあまりありません。でも、東海道を歩く方には吉原や富士からスタートして
蒲原でお昼時を迎える人も多いんではないかな?ということで、おススメです!!

満腹になったところで、歩く東海道講座はおしまい。ここで解散し、希望者で
さっき前だけ通って中に入らなかった志田邸を見学し、それから駐車場や駅に
戻る人、由比方面、吉原方面に歩いていく人と、文字通り四方(あ、三方か)に
散っていったのでした~。

ところで、この散歩会、後日談があります!!
なんとこの日の散歩会の様子が、翌日の静岡新聞の中部版で紹介されたのです。
(記事はネットでもご覧いただけます。→ 静岡新聞に紹介された記事
思いがけないことで、ビックリビックリ!でも嬉しいなぁ~。(^^)
夏の良い思い出になりました~♪

2日間3イベント、初めての方にもたくさん出会え、また二人のガイドさんに
独自の視点で街を案内してもらうことができ、ちゃらぽことしても実りの多い
イベントになりました!
参加者の皆さま、ガイドのかるのさんと岡本さん、協力してくださった三島・吉原・
蒲原の皆さま、どうもありがとうございました~!!

気合いを入れて、秋以降もいろいろ企画してまいりますので、お付き合いよろしく
お願いいたします!!
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by osanpocafe | 2013-08-27 23:50 | 業務日誌

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