城跡を見にいきましょ〜(^o^) 城跡探索会♪
2014年 07月 10日
先日ブログに城跡探索会の見所を書いたところ、「面白そう!参加します!」という反応をいただき嬉しいナ♪(^^)
先日の記事はこちら→ 13日!「古写真と江戸図屏風でめぐる江戸城」
開催概要と参加お申し込みについてはホームページをどうぞ。
ところで、今回のガイドのサイガさんこと新津竜一氏は、“「地形」や「街道」のありようから古戦場を歩く「古戦場ウォーカー」または「地形メグリスト」。 城郭の「縄張図」を描く外郭大好き人間”
サイガさんはお城と古戦場が好き♪ということはお会いする前から認識していたのですが、その「お城」というときにぱきらが薄っすら頭に描いていたのは、姫路城とか松本城とか、はたまた暴れん坊将軍のオープニング映像とか……
ところが実際に会ってみて最初にうかがったのが、
「土の城が好きです」
……つちのしろ?? はにゃはにゃ??(・∀・)
という感じでした、最初。
土の城というのはつまり、主に中世以前にできた、土塁をベースにしたお城のこと。
ぱきらなどが「城」と言われて思い浮かべる姫路城だとか松本城だとかのような、立派な石垣を持っていて天守閣があって、深いお堀に囲まれていて……というのは、だいたいが江戸時代以降にできたお城。
それより以前は前述の通り、まず石垣を高く積み上げる技術がまだなかったんですね。
そして、天守閣どころか、本丸に建物があったとも限らない。(ちゃんとした建物があったのは、大きなお城。あったとしても掘っ立て小屋程度だったり。また、人が住む目的だったとも限らず、見張り用の小屋だった可能性もあり。発掘調査をすれば、柱の穴の跡で建物の有無や用途を想像することはできるとか。)
「お堀」というのも、皇居の周りの内堀なんかみたいに、なみなみと水が張ってあるわけではありません。
斜面に溝を掘ってあるだけのものも多かったようです。水を張って侵入をさせないことが目的なのではなくて、でこぼこに足を取られて移動に手間取っている間に、内側から矢を射掛けるなどの攻撃をするのだとか。
さらには、近世のお城と言ったら大名のおうちですが、中世以前のお城には、人が住む目的ではなく敵の襲来を阻止するために、戦時中だけ一時的に造られたものも多いとか。
そんなこんなで、土のお城の跡といのは、日本中に約3万ほどもあるんだそうです!
(同時期に存在したわけではなく、あくまで「跡」の数です。)
う~ん、言われてみれば、行ったことあります!!
恥ずかしながらあまりしっかりと認識していなかったのですが、たぶん何度も行ってます……。
東海道・箱根を下ったところにある山中城とか。近場では、深大寺城、世田谷城、練馬の赤塚城なんかもそうでしょうか? 備中高松城だって、旅行中に寄りましたよ!!
でも、今でも石垣の上に建物の載っているお城とちがって、見所が分かりにくかったんですよねぇ……。
説明のあるところも多いですが、現物があるのに比べて分かりにくいし。
そんなことを考えていたときに、サイガさんが持っているのをチラッと見かけた「縄張図」。
これが実際の縄張図だ!!
地形や土木工事の跡から、現存しないお城の実際にあった頃を想像して図に起こしたものなのだそうです。(そんな感じの土のお城なんだから、現存しないものがほとんどなんですよね。)
あ、建物を造るときに、実際に縄を張ったことから縄張という言葉ができたんですって~♪
えぇっと……ぱきらのような初心者には、なにやらミステリアスで興味を引く図ではありますが、ワケわからんのでサイガさんに解説してもらってぱきらがメモったのがこちら。
ちなみに上の図のお城は、お城の最小限の構成要素でできている簡単なもの。大きく複雑なお城になると、サイズも大きくなり線も増えて、にぎやかな感じに……。
もっと大きくて複雑なお城の縄張図がこちらです。(写真に撮らせてもらったら、あんまりよく見えなくなってしまってスミマセン……)
お城の構成要素とはどんなものなのか。どういう場所にどういう仕掛けがしてあって、それが何の役に立つのか。そういったことは、どのお城にも共通していて、その見方さえ分かればたぶんどこのお城に行っても楽しめると思うんです♪
旅の途中で出会ったお城で、応用できる知識ですから。
そして何しろ、日本には3万もの城跡があるんですよ!!
えっと、日本の面積が37万k㎡として、平均すると12万㎡にひとつのお城があるってことで、それは東京の面積で考えると東京都内に180個くらいのお城跡があるってことで、えっとまぁそんなことはないけど計算上はそういうことになるって考えるとものすごい数ですね!! え、計算は合ってます?? 自信ないです…………(・ω・;A)
これからの旅が楽しくなりそうな、城跡探索。
13日の江戸城散歩会は、「お城が好き!」「歴史が好き!」という方はモチロンですが、「お城って何が楽しいの?」「興味はあるけど見方がよく分からない」という方も大歓迎です♪
ぱきらも下見のときに聞きまくりましたが、初歩的な質問でもサイガさんのソフトな語り口で丁寧に答えてもらえますよ!! 専門知識は必要ありませんので、お気軽にどうぞ!(^0^)
ちなみに13日に訪ねる江戸城のレベルになると、規模が大きすぎて縄張図にするのは難しいんだとか~(^^;
でもいろんな要素が見られるので、お城の博物館的に楽しめるんじゃないかな♪と期待!
そして、今回は江戸城ですが、サイガさんの本分である土のお城の城跡探索も、秋以降にいろいろ計画しています。市川の国府台城や、川越に至る新河岸川の舟運をめぐる散歩会なども計画中。
ぜひぜひ今後にもご期待ください!!
ひとまずは13日の散歩会、ただいま参加者10名ちょっとになっていますが、もう少し募集中♪
たくさんの方のご参加お待ちしてまーす♪♪
先日の記事はこちら→ 13日!「古写真と江戸図屏風でめぐる江戸城」
開催概要と参加お申し込みについてはホームページをどうぞ。
ところで、今回のガイドのサイガさんこと新津竜一氏は、“「地形」や「街道」のありようから古戦場を歩く「古戦場ウォーカー」または「地形メグリスト」。 城郭の「縄張図」を描く外郭大好き人間”
サイガさんはお城と古戦場が好き♪ということはお会いする前から認識していたのですが、その「お城」というときにぱきらが薄っすら頭に描いていたのは、姫路城とか松本城とか、はたまた暴れん坊将軍のオープニング映像とか……
ところが実際に会ってみて最初にうかがったのが、
「土の城が好きです」
……つちのしろ?? はにゃはにゃ??(・∀・)
という感じでした、最初。
土の城というのはつまり、主に中世以前にできた、土塁をベースにしたお城のこと。
ぱきらなどが「城」と言われて思い浮かべる姫路城だとか松本城だとかのような、立派な石垣を持っていて天守閣があって、深いお堀に囲まれていて……というのは、だいたいが江戸時代以降にできたお城。
それより以前は前述の通り、まず石垣を高く積み上げる技術がまだなかったんですね。
そして、天守閣どころか、本丸に建物があったとも限らない。(ちゃんとした建物があったのは、大きなお城。あったとしても掘っ立て小屋程度だったり。また、人が住む目的だったとも限らず、見張り用の小屋だった可能性もあり。発掘調査をすれば、柱の穴の跡で建物の有無や用途を想像することはできるとか。)
「お堀」というのも、皇居の周りの内堀なんかみたいに、なみなみと水が張ってあるわけではありません。
斜面に溝を掘ってあるだけのものも多かったようです。水を張って侵入をさせないことが目的なのではなくて、でこぼこに足を取られて移動に手間取っている間に、内側から矢を射掛けるなどの攻撃をするのだとか。
さらには、近世のお城と言ったら大名のおうちですが、中世以前のお城には、人が住む目的ではなく敵の襲来を阻止するために、戦時中だけ一時的に造られたものも多いとか。
そんなこんなで、土のお城の跡といのは、日本中に約3万ほどもあるんだそうです!
(同時期に存在したわけではなく、あくまで「跡」の数です。)
う~ん、言われてみれば、行ったことあります!!
恥ずかしながらあまりしっかりと認識していなかったのですが、たぶん何度も行ってます……。
東海道・箱根を下ったところにある山中城とか。近場では、深大寺城、世田谷城、練馬の赤塚城なんかもそうでしょうか? 備中高松城だって、旅行中に寄りましたよ!!
でも、今でも石垣の上に建物の載っているお城とちがって、見所が分かりにくかったんですよねぇ……。
説明のあるところも多いですが、現物があるのに比べて分かりにくいし。
そんなことを考えていたときに、サイガさんが持っているのをチラッと見かけた「縄張図」。
これが実際の縄張図だ!!
地形や土木工事の跡から、現存しないお城の実際にあった頃を想像して図に起こしたものなのだそうです。(そんな感じの土のお城なんだから、現存しないものがほとんどなんですよね。)
あ、建物を造るときに、実際に縄を張ったことから縄張という言葉ができたんですって~♪
えぇっと……ぱきらのような初心者には、なにやらミステリアスで興味を引く図ではありますが、ワケわからんのでサイガさんに解説してもらってぱきらがメモったのがこちら。
ちなみに上の図のお城は、お城の最小限の構成要素でできている簡単なもの。大きく複雑なお城になると、サイズも大きくなり線も増えて、にぎやかな感じに……。
もっと大きくて複雑なお城の縄張図がこちらです。(写真に撮らせてもらったら、あんまりよく見えなくなってしまってスミマセン……)
お城の構成要素とはどんなものなのか。どういう場所にどういう仕掛けがしてあって、それが何の役に立つのか。そういったことは、どのお城にも共通していて、その見方さえ分かればたぶんどこのお城に行っても楽しめると思うんです♪
旅の途中で出会ったお城で、応用できる知識ですから。
そして何しろ、日本には3万もの城跡があるんですよ!!
えっと、日本の面積が37万k㎡として、平均すると12万㎡にひとつのお城があるってことで、それは東京の面積で考えると東京都内に180個くらいのお城跡があるってことで、えっとまぁそんなことはないけど計算上はそういうことになるって考えるとものすごい数ですね!! え、計算は合ってます?? 自信ないです…………(・ω・;A)
これからの旅が楽しくなりそうな、城跡探索。
13日の江戸城散歩会は、「お城が好き!」「歴史が好き!」という方はモチロンですが、「お城って何が楽しいの?」「興味はあるけど見方がよく分からない」という方も大歓迎です♪
ぱきらも下見のときに聞きまくりましたが、初歩的な質問でもサイガさんのソフトな語り口で丁寧に答えてもらえますよ!! 専門知識は必要ありませんので、お気軽にどうぞ!(^0^)
ちなみに13日に訪ねる江戸城のレベルになると、規模が大きすぎて縄張図にするのは難しいんだとか~(^^;
でもいろんな要素が見られるので、お城の博物館的に楽しめるんじゃないかな♪と期待!
そして、今回は江戸城ですが、サイガさんの本分である土のお城の城跡探索も、秋以降にいろいろ計画しています。市川の国府台城や、川越に至る新河岸川の舟運をめぐる散歩会なども計画中。
ぜひぜひ今後にもご期待ください!!
ひとまずは13日の散歩会、ただいま参加者10名ちょっとになっていますが、もう少し募集中♪
たくさんの方のご参加お待ちしてまーす♪♪
by osanpocafe | 2014-07-10 04:55 | お知らせ・イベント案内